【2.退避保存】山形米粉人: 鮎川ゆき

米粉料理教室講師
鮎川ゆきさん


■米粉料理教室の感想

料理教室は参加者と直接触れ合うことができるので嬉しいです。 また、教室だけで終わるのではなく、家に帰っても料理を作って もらえるのが嬉しいですね。教室で米粉の知識を得て、それを 家に持ち帰ってもらうことで米粉の普及につながればと思います。

料理教室では皆さんスムーズに調理してくれました。
パンを作ったことがなくても、そばや大福を作った経験のある方が
いましたので、結構手際がよかったと思います。
逆に自分が参加者の方に教えてもらったり、参加者との交流が楽しいですね。


■米粉の活用を志したきっかけ

4年くらい前、福島で自分がパン屋をすることになったとき、
米粉の普及推進の風潮がありました。パンの工房には専用の製粉機もあり、
そこで米粉を使用したパンに出会ったのがそもそものきっかけです。

米粉パンを作ると決めてから、いろいろ試行錯誤をしました。
最初はレシピもなく、誰かに教わることもなく、感覚でやっていたので
大変でしたね。例えば、米粉で作った食パンが膨らまずにへこんでしまうなど、
開店前の一ヶ月程はずっと試行錯誤の毎日でしたが、
だんだんと思うようなものができてきました。

最初はそうやって実践で覚えたので、感覚に頼る部分が多かったのですが、
新庄市に来てから理論的な部分も勉強し、実践と知識が重なってきた感じですね。
いろいろなパン生地を触ってきたので、触っただけで、生地がどんな状態が
判断がつくようになりました。ですので、料理教室でも参加者をフォローしやすいです。


■米粉を活用する上での工夫

米粉の一番のネックは価格の問題でしょうか。
毎日食べることを想定すると、どうしても安さに走ってしまいますが、
米粉を使用するメリットはいろいろあると思います。

例えば、腹持ちの良さは小麦粉より米粉の方が上ですので、
朝学校に行く前に子供などに米粉パンを食べてほしいですね。
また、米粉パンは和の食材と合いますし、シュークリームなどは、
小麦粉より米粉の方が風味が美味しいですね。
揚げ物なども米粉を使用するとあっさりしており、油が少なくていいです。
ヘルシー志向の人には米粉は適していると思います。

米粉のおいしさと良さを知ってもらい、選んでもらいたいですね。
学校給食などに普及していけばいいと思います。


■現在の取り組み内容・今後の活動展開

冬場は料理教室が主ですね。
主に新庄市〜最上地域一帯で行なっています。
現在はお店を開店させるように準備しています。
米粉パンを身近に触れられるお店を出したいと思います。
料理教室の参加者さんにもきてもらって、米粉に関して
情報交換の場になればいいと考えています。


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(C) 山形県米粉利用拡大プロジェクト推進協議会(事務局:山形県農林水産部農業技術環境課) [login_s] [login_t]

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