山形の米粉を知ろう!

米粉とは?

米粉とは、お米を砕いて粉にしたものです。
もち米から作る米粉とうるち米から作る米粉があり、原料や製法によって名前が異なります。
日本では昔から、おせんべいや和菓子作りに米粉を用いてきました。

新しい米粉の使い方

時代と共に製粉技術が進化し、近年は従来の米粉よりもさらに細かい粒子の米粉を作ることができるようになりました。

細かな粒子の新しい米粉は、小麦粉の役割を代替することも可能になったため、パン、洋菓子、パスタなどの麺類やてんぷら粉等に使うことができます。

新しい米粉は工夫次第でほかにもたくさんの使い方があり、無限の可能性を秘めています。

米粉の魅力

小麦粉に比べて、米粉にはどのような魅力があるのでしょうか。
このページでは米粉の魅力について、代表的なものを4点ご紹介いたします。

  1. もっちりとした触感
    米粉はもっちり感を出すデンプン「アミロペクチン」が小麦粉よりも多く含まれているため、パンや洋菓子に使用するともっちりとした食感に仕上がります。
  2. 豊富なアミノ酸
    米粉は小麦粉に比べて体に必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれているため、健康な体づくりの助けになります。
  3. 揚げ物に使うとサクサク&ヘルシー
    米粉は小麦粉に比べて油を吸収しにくいためヘルシーで、てんぷら等の衣に使うとカラッと揚がり冷めてもサクサク感が長続きします。
  4. グルテンを含まない安心素材
    小麦粉は水と混ぜて捏ねることで、「グルテン」という成分が生成されてパンやパスタなどの生地のもとになります。
    しかし、このグルテンという成分は人体にアレルギー反応を引き起こしてしまう場合があることが近年の研究で判明しました。
    このことから、パン等の食品に小麦=グルテンを使わない「グルテンフリー」の考え方が広まっています。
    米粉は水と混ぜて捏ねてもグルテンを生成することはないため、アレルギーを持つ方にとって小麦の代替品として求められる食材といえるのです。
    ※小麦やグルテン不使用の商品であっても、同工場内で作られるほかの商品にこれらを使用している場合は「アレルゲンフリー」ではないため、アレルギー等をお持ちの方はきちんと確認することが必要です。

どうして米粉を食べるの?

  • 日本のコメ文化を守ろう!
    日本では、お米の消費量が年々減少しています。
    お米が売れないと、お米を作る農家さんたちが農業を続けられなくなってしまうこともあります。
    日本のゆたかな自然や生態系は、水田を基盤として形作られてきました。お米を作る農家さんが減少して耕作放棄地が増えると、いずれは日本らしい風景や生き物たちの姿が失われてしまうかもしれません。
    農家さんたちを応援し、日本の自然や生態系を守るためには、お米をごはんとして食べることも大切ですが、米粉を使ったお米の新しい食べ方を発見していくことも重要です。
  • 食料自給率を回復!
    日本では、お米の消費量が減少した代わりに、パンや麺類等の小麦をつかった食品の消費量が増加してきました。
    パンや麺類に使われる小麦は海外産であることが多いため、日本の食料自給率が低下する大きな原因になっています。
    パンや麺類を食べる際には、米粉を使った食品を食べることで、食料自給率の回復にもつながります。

米粉に本気です!山形県の取り組み

  • 学校給食に米粉を使用
    平成20年度より、山形県内の小中学校で提供する給食のパンに米粉パンを使用しています。
    また、平成21年度からは米粉配合の米粉麺を使用したメニューも登場しています。【差し替え予定】
    →詳しくはこちら
  • 山形県産米粉キャンペーンマーク・グッズの作成
    山形県は、本県産米を使った米粉利用食品の認知度向上および消費拡大を図る「やまがた米っ粉クラブ」の設立にあたり、その重要性を広く県内外に伝えるキャンペーンマークを作成しました。
    県産米を使った米粉の普及に関する活動の中で積極的にご活用くださるようお願いします。 なお、ご利用にあたっては、事前の使用申込みをお願いいたします。
    →詳しくはこちら
  • 米粉普及拡大活動
    山形県は、生産者の努力と恵まれた気象条件などが揃い全国有数の米どころとなっていますが、このような強みを活かし、県産米を使った米粉の利用拡大を図るため、平成23年1月に県内の生産団体、食品加工業界、消費者団体、行政関係者で「米粉利用拡大プロジェクト推進協議会」を設置し、加工事業者の米粉利用促進に向けた活動と消費拡大を目指し、米粉の認知度向上に向けた情報発信などを実施しています。
    →詳しくはこちら
  • 各種支援窓口の設置
    相談内容 支援窓口
    米粉を使用した加工品開発にかかる技術的な指導を受けたい 山形県農業総合研究センター
    食品加工開発部
     023−647−3517
    米粉に関する技術研修会について知りたい 村山総合支庁農業技術普及課
     023−621−8278
    村山総合支庁西村山農業技術普及課
     0237ー86−8700(代)
    村山総合支庁北村山農業技術普及課
     0237ー47−8631
    最上総合支庁農業技術普及課
     0233ー29−1328
    置賜総合支庁農業技術普及課
     0238−57−3411
    置賜総合支庁西置賜農業技術普及課
     0238−88−8214
    庄内総合支庁農業技術普及課
     0235−64−2103

米粉のリンク集

  • 農林水産省農産局穀物課「広がる!米粉の世界」
    米粉利用の促進に関する資料やイベント情報など、国の進める米粉に関する行政情報が掲載されています。
    https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/komeko/
  • NPO法人国内産米粉促進ネットワーク(CAP.N)公式サイト
    https://cap-net.jp/
  • 米粉タイムズ
    農林水産省の実施する米・米粉消費拡大推進プロジェクトの一環として、お米・米粉に関わる情報を発信する特設サイトがオープンしました。
    https://komeko-times.jp/

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